一般的に意中の女性に好きになってもらうために、男性は何回もデートや食事に誘って相手の気を惹こうとします。有名なお店や、知る人ぞ知る隠れ家的名店などをネットや書籍で見つけ、これ見よがしにサプライズで連れて行き、驚かそうともします。しかし、案外このような行動は女性の心には響いておらず、せっかくの努力も水の泡になることも多いものです。なぜこのような結末になるのでしょうか。
まずは、女性が何度も会いたいと思える男性はどんな人かを考えてみましょう。自分のことを楽しませてくれる人が良いのはもちろんだが、それだけではなさそうです。女性は常に「ワクワク」や「ドキドキ」といった出来事を求めています。サプライズで初めてのお店に連れて行くことは、「ドキドキ」の面では女性の心を満たせているのは間違いないことでしょう。
だが、その気持ちはそう長くは続きません。初めての経験としての嬉しさはありますが、「それはそれ」といった気持ちの整理の仕方をするでしょう。お店に入ってしまえば、そこからどうやって楽しませてくれるかに視点や意識がシフトしています。男性はそこに気を配る必要があるのです。
だが、交際に失敗する多くの男性は、ここに気づけないのが問題なのです。いつまでも隠れ家的名店に連れてきたことを引きずり、そのことを話題にし続けてしまいます。女性の気持ちを汲み取れずにその話題をし続けてしまうのです。
それはまるで、次々と新しい流行を生み出すファストファッションの服を、買い換え乗り換えていく女性と、ヴィンテージのジーンズを長年履き続け、それにこだわり続けている男性との感覚の違いを見ているような感覚になってしまいます。男性は何か1つのことに没頭することで楽しみを得られますが、女性はどちらかと言うと、誰かと共有や共感したりすることで楽しみを感じることが多いため、展開が早い事柄も多くなりがちです。
こういった事を踏まえて、女性よりも先回りして、話す話題やデートの内容を考える必要があるのではないでしょうか。
「あ、この人私のことを一生懸命考えてくれている」と思わせられることができるかどうかが大きなポイントなのです。
「また会いたい」と思ってもらうには、これらが当たり前のようにできる男性でなくてはいけません。さらに、女性の前ではさりげなく行動に移すことが重要です。そのためには、前もっての準備や用意が必要となり、また、時には練習も必要になるでしょう。この手のことが繰り返しできるかどうかで、「また会いたい」と思う人の候補に入れるかが決まるのです。