自分らしさを大切に

交際クラブに登録している女性のほとんどが、長期的なお付き合いを希望しています。
それゆえに、デートの際は「粗相がないようにしなくては…」とプレッシャーを感じることも多いのではないのでしょうか。

近年、周囲の人とのやり取りや、就職活動からコミュニケーション能力というもが着目されるようになりました。
その力は、仕事や友人関係に留まらず、恋愛関係においても重視されがちです。

ですが、そもそも恋愛とは、スムーズにコミュニケーションを取らなければならないものなのでしょうか。
確かに、初めてお会いしたのに、まるで初めてではないかのように、打ち解けられる相手とは運命を感じてしまうかもしれません。
ですが、そもそも恋愛とは、不自然に思うことから始まるものです。

コミュニケーション能力が高い人は、当たり障りのない会話ができますし、ある意味、一緒に居て楽な関係を築けると言えます。
ですが、そういった方と一定の時間を共にしても、翌日になって、あまり印象に残っていないということがあるようです。
円滑なコミュニケーションからなる会話は、個性がない会話と言い換えられるかもしれません。
よくも悪くも、「良い人」、または「普通」といった印象しか残りません。
例えるなら、美しい日本語で流暢に話すアナウンサーよりも、滑舌の悪いお笑い芸人の方が、記憶に残るといった具合です。
このように、「ちゃんとしなければ…」と心掛けるあまり、自分の印象を損ねてしまうことがあるのです。
しかし、逆を言うと、無理に奇をてらう必要はありません。
初対面の男性や、気になる人を目の前にして、うまく話せなくなることは当然です。
しかし、無理に「普通にならなくては」、と自制しなくともよいのです。
大切はなのは、偽ったり、自分を大きく見せようとせず、素の自分として接することです。
ドキドキしたり、なんだか気まずい雰囲気になってしまったり、という時間や空気感も、恋愛においては必要なことです。
むしろ、後に大恋愛に発展する恋こそ、こういった兆候が見られます。
恋愛とは、そんな不器用なやりとりを重ねた上で、築かれる関係といえるかもしれませんね。
「変わった子だな」と思われることを必要以上に恐れる必要はありません。
会話が不自然になったとしても、一生懸命に話をしようとしてくれる姿が、男性は愛おしく思えてくるものです。
デートの際は、自分らしく振る舞うことを意識してみてはいかがでしょうか?